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活動報告report

「医療対応型有料老人ホーム さくらはうす」での音楽療法活動    文責:近藤

活動報告写真

 実施日:2019/01/27

主セラピスト兼Key伴奏:前川 帆崇
コセラピスト:野田 知子
ピアノ伴奏:上野 淑子
プログラム:歌謡曲を多めに計15曲



 1月も早や後半になりましたが、年明け初ということで「お正月」から歌い始めました。準備の間に「大変だねえ」「大きなピアノだね」などとお声掛けをいただきました。「早く歌ってー」との声も聞かれました。そのように歌が好きな方がいらっしゃるのは嬉しい限りです。
 さて今回は、全員で一体となって盛り上がったというよりも、ところどころで興味深いエピソードが得られた活動となりました。
 例えば、歌謡曲では歌詞の知名度を考慮して、1番しか用意していない曲も多いのですが、歌い終わってから続けて2番も歌われる場面がみられました。しっかりと歌詞をおぼえていらっしゃるのには恐れ入ります。とくに「椰子の実」の2番は歌詞が難しく、実は迷ったうえでカットした経緯がありました。「憧れのハワイ航路」の2番では、頭出しをしながら、みんなで歌い切りました。
 他には、108歳になられた明治生まれの女性は、途中でソファから「起きる」とおっしゃり、車椅子に移って活動的になられました。お耳が遠いと伺っていましたが、お気に入りの「好きになった人」では、ピアノに合わせた歌声を拝聴することができました。
 また「北国の春」でセラピストが「春」の言葉を口にしたところ、「春よ来い!」とお返事をしてくださった方がいらっしゃいました。用意していなかった曲ですが、ラストにアンコールとして歌うことができました。
 このようなコミュニケーションの生まれる音楽療法を、これからも続けていきたいと思いました。

〈追伸〉
 そして今回は、急遽2件の居室での個別音楽療法の依頼をいただきました。
 おひとかたは、落ち込みのみられる女性で、3曲一緒に歌うことができました。時おり涙を拭いながら、3曲目の「ふるさと」はとても上手に歌いあげることができました。悲観的な発言どころか、最後に「寒いから風邪をひかないように気をつけて」など、お気遣いをいただきました。次回またお会いできるのを楽しみにしています。
 もうおひとかたは看取りの男性で、奥様同席のもと、近くで2曲演奏しながら歌を歌ってお見送りの準備の一助を担うことができました。このようなタイミングでお会いできたことに深く感謝いたします。
 ※お声掛けくださったスタッフの皆様、ありがとうございました。スタッフの方におかれましても、ご利用者様のために涙を流すことができる暖かな人柄に感銘を受けた次第です。


名古屋音楽療法工房

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